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真鶴まちなーれのアートやワークショップを踏まえたまち歩きは、真鶴独自の景観を形成している「美の基準」がコンセプトになっています。

今から20年前、真鶴町に一冊の冊子「美の基準」デザインコードが生まれました。冊子を開くと真鶴町の美しさがいきいきとした言葉で綴られています。〜静かな背戸。ふだんの緑。さわれる花。少し見える庭。実のなる木。〜真鶴生活の息遣いが感じられ、目を閉じるとその風景が思い浮かんでいきます。“背戸道”と呼ばれる真鶴の町中に広がる路地に入ると、想い想いで彩られたプランターや花壇、鉢植え等の小さな緑やさわれる花に出会う。ほどよく人の気配を感じるお庭には、柑橘系の匂いが香る実のなる木が植わっている。〜人の気配。お年寄り。子供の家。小さな人だまり。そして、店先学校〜人の気配を感じることができる素朴な家並み。お年寄りや子供たちが人だまりをつくって笑い合う。漁師さんが網を繕い、石屋が石を磨く。人の営みが真鶴町の風景を息づかせます。美の基準は、様式美ではなく、真鶴町の生活を息づかせる作法を謳うデザインコードです。

※美の基準は平成6年に施行された真鶴町まちづくり条例で定められたデザインコードです。イギリスのチャールズ皇太子が著した「英国の未来像-建築に関する考察」の美の10原則、クリストファー・アレグザンダーが著した「パタンランゲージ-環境設計の手法」に学んで作成されました。条例で美の8原則とそれを具現化する「美の基準デザインコード」が定められています。真鶴町まちづくり条例は通称“美の条例”と呼ばれています。

美の基準 -八原則-

私たちは【場所】を尊重することにより、
その歴史、文化、風土を町や建築の各部に【格づけ】し、
それらの各部の【尺度】のつながりを持って青い海、輝く森といった自然、
美しい建物の部分の共演による【調和】の創造を図る。
それらは真鶴町の大地、生活が生み出す【材料】に育まれ
【装飾と芸術】という、人々に深い慈愛や楽しみをもたらす真鶴町独自の質に支えられ、
町共通の誇りとしてコミュニティを守り育てるための権利、義務、自由を生きづかせる。
これらの全体は真鶴町の人々、町並、自然の美しい【眺め】に抱擁されるであろう。

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